顎関節症・歯ぎしり
マウスピースを作成するスプリント療法を行っております。
顎が痛い、顎がだるい、カクカクする、歯ぎしりがすごい等ご相談ください。
ナイトガード
睡眠中の歯ぎしり、食いしばりは、知覚過敏や歯周病、顎関節症など様々な問題を引き起こす可能性があります。
ナイトガードは、上の顎(上顎)に装着する薄いマウスピースで、装着することで睡眠中の歯ぎしり、食いしばりによる歯や顎への負担を軽減します。
当院では、歯型の型どりを行い、お一人おひとりに合ったオーダーメイドのナイトガードをお作りしています。ご自身のかみ合わせあったナイトガードを作成することで、歯ぎしり、食いしばりによってかかる力を分散させることができます。
通常、マウスピースは保険適用外で作ることになりますが、歯ぎしりや食いしばりの結果、歯に痛みが出たり割れたりしている場合や、顎に症状が出ている場合などには、歯科医師による診断の上、保険診療で行う事ができます。(3割負担で3,000円~4,000円)
歯ぎしりについて
bruxism
歯ぎしりは、「かみ合わせの乱れ」と「ストレス」が原因で起こると考えられています。かみ合わせが乱れていることにより、歯に負担がかかるだけではなく、顎の関節にも負担がかかり、結果として顎関節症を引き起こす場合もあります。
現に、歯ぎしりで悩んでいる方が顎関節症にも悩んでいるというケースは多くあります。
歯ぎしりの原因
1.かみ合わせや骨格
歯が不揃いで噛み合わせが悪い方は、歯ぎしりをしてしまうことが多いです。また、歯の詰め物の適合が悪い場合も、歯ぎしり癖の原因となります。歯の詰め物を入れている方は、再度、歯医者さんでチェックしてもらいましょう。
2.日常のストレス
過度なストレスは、歯ぎしりを誘発します。睡眠中の歯ぎしりや、食いしばりをすることで、ストレスを解消していると考えられています。
抱えているストレスがなくなることで歯ぎしりもおさまる場合もあります。一度歯医者さんで、歯の状態をチェックしてもらうことが望ましいです。
3.習慣
日頃からスポーツをされている方は、トレーニングやプレー中に歯を食いしばることが多いと言われており、それが習慣化してしまうことで、睡眠中の歯ぎしりを誘発すると考えられています。
子供の歯ぎしりの場合
お子様の歯ぎしりが気になるという方も多いです。乳歯が永久歯に生え変わる時期に、歯ぎしりするお子様が多いといわれています。
1.歯が生え始めたことで発生するかゆみを解消
乳歯が新しい永久歯に生え変わる際、口の中がむずむずと痒いような感じを覚えるお子様が多いようです。そのむず痒さが、無意識のうちに歯ぎしりを誘発することがあります。
2.歯並びや顎の位置の調整
本能的に、これから生える歯の位置や顎の位置を整えるために歯ぎしりをする場合があります。これは永久歯への生えかわりや骨の発育にとって、必要な自然現象です。
この場合、成長とともに自然と改善されますので問題ありません。
ナイトガードで得られる効果
merit歯や顎にかかる負荷を軽減。歯が削れることを予防できます。
歯ぎしりや食いしばりは、意識による制御が効かないため、食事のときの何十倍もの負荷がかかります。その力は、体重の約2倍~5倍と言われるほどです。仮に体重が50キロなら100キロ~250キロの力がかかっていることになります。
ナイトガードを装着することで、歯ぎしりや食いしばりにより歯にかかっていた負担が軽減し、歯が削れるのを防ぐことが可能です。
また、使用しているマウスピースが削れるのを確認することで、どのくらい歯ぎしりや食いしばりをしているか知ることができるので、歯が削れることを予防出来ているということを実感できます。
かみ合わせのずれを調整できる
歯科医院で作るナイトガードは、歯の型とかみ合わせを取って作るオーダーメイドのものなので、ご自身のかみ合わせに合わせて作製できます。
自分では気が付かない間にずれていたかみ合わせは、歯ぎしりや食いしばりを誘発させることがあります。
ナイトガードを装着することで、かみ合わせのずれを修正することが可能です。
ナイトガードの治療の流れ
検査・型取り
はじめに診察・検査を行います。お口の中の状態を確認し問題がなければ、歯型をとります。マウスピース完成までに、約1週間~10日程度かかります。
装着
歯ぎしりが多い方は、寝るときに装着するだけで問題ありません。
かみ締め癖のある方は、基本的には一日中着けていただくことが望ましいです。しかし、慣れるまでは装着時に不快感を覚える方も多いです。日中、デスクワーク中にかみ締め癖のある方は、そのときに装着していただくだけでも効果があります。
継続して使用することが大切なので、無理のない範囲で構いません。